AIの上をいきたいならシナリオライターになれ
~「頭の良い人の定義が変わりそうだ~
最近思う、AIってただの検索ツールになっていないか?
仕事で使うにはすごく手軽だが、AIの回答に不満を持ってしまうことがある。
内容が薄いんだ。
当然そこには質問の仕方の問題という致命的な問題があることに気がついている
つまり、深みのある答えを引き出すための質問作りが甘いのだ。
これからの時代、この質問作成の上手い人がどんどん伸びていくんだろうな。
AI時代はシナリオライターが輝く
学校のテストで100点を取る人や、たくさんの教科書を暗記している人を見ると、「頭が良いな」って思ったよな。残念だが、これからの時代、その「頭の良さ」の定義がガラッと変わるぞ。
なぜなら、知識の量やスピードでは、人間は絶対にAIに勝てない。チャットすれば、一瞬で「模範解答」が返ってくる時代だ。ただ答えを知っているだけの人の価値はどんどん薄れていく。
じゃあ、これからのAI時代に「本当に頭が良い人」ってどんな人だと思う?
「シナリオライター」だ。
俺たちは、AIの回答に「深み」や「解像度の高さ」を求めるようになった。AIの時代も変わってきているのだ。
その「深み」や「解像度の高さ」を作るためにはシナリオライターの能力(=文脈、背景、人物像、動機を設計する力)が必要だ。これからのAI時代に最も重宝されるスキルの一つだぞ。
シナリオライターの能力が必要だと言える、その理由を3つの視点から整理みた。
1. 「背景(設定)」と「動機(葛藤)」を組み込む力
「読書習慣を身につけたい?」と聞くのは、いわば「通行人A」にセリフを喋らせようとしている状態だ。AIは正確にマニュアル通りの無個性な返事をする。
しかし、ここにシナリオライター的な「キャラクター設定」と「葛藤」を足すと大きく変わる。
【プロンプトの例】 「主人公は45歳のビジネスマン。仕事で責任ある立場になり、これからのキャリアに焦りを感じている。本を読むべきだと痛感しているが、夜は疲れ果ててスマホを見て一日が終わってしまう。そんな彼が、自己嫌悪に陥らずに、最初の1ページをめくるための『心のハードルを下げるシナリオ』を考えてください」
SubstackでAIプロンプトを公開している人は、大体イメージを細かく設定 「どんな人物が」「どんな状況で」「何に悩んでいるか」という文脈(コンテキスト)を緻密に組み込むことで、AIはその世界観に没入し、驚くほど具体的で深みのある回答を返してくる。このストーリ作りが大切になる。
2. 「前提(世界観)」をコントロールする力
映画やドラマの脚本家は、物語の「世界観」を最初にカチッと決めている。SFなのか、リアルな現代劇なのか、それによって登場人物の行動原理が変わるからだ。
AIを使うときも同じだ。 「一般的な正論」を答えてほしいのか、「特定の厳しい現実」に即してほしいのか。その前提条件という名の「レール」を敷く能力がなければ、AIの回答はどこまでも平均的(退屈)なものになる。 問いに文脈を乗せるとは、AIに対して「この物語(世界観)の枠組みから外れずに答えてくれ」と制限をかける作業であり、これはまさにプロットを作る能力そのものだ。
3. 「対話のゴール」を想定する力
ラストシーンから逆算してストーリーを組み立てが重要だ。 AIとの対話も一発の質問で終わることはなかなかないだろ。俺も何度もラリーを繰り返しながら深めて、俺の言いたいことを理解してもらっている。
「(第1幕) まず、現状の課題をAIに整理させる」
「(第2幕) 次に、その課題に対する心理的なブレーキを特定させる」
「(第3幕)最後に、明日からできる具体的なアクションプランに落とし込ませる」
AIとの対話を「1本のストーリー」としてプロデュースしていく能力がある人は、AIから異次元のプロアウトプットを引き出すことができる時代になったと実感している。
さいごに
これからはシナリオライターである俺たちが、AIの演技をプロデュースするスキルが重要だ。言い換えれば「AIに最高の演技をさせるための、最高の台本を書くこと」に他ならない。
これからの時代、AIを使いこなして面白い成果を出す人は、「言葉で状況を定義できる優秀なシナリオライター」と言える。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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「対話のゴール」を想定する力、というところがなるほど!となりました。
私はプロデューサーとかディレクターのような能力が要るとイメージしていました。
シナリオライターと考えると、何を考えるかがより具体的になる感じがありますね。
「AIに最高の演技をさせるための台本を書く」という表現、かなりしっくりきました。
AIを検索窓として使うと答えは薄くなりますが、登場人物と状況を渡すと、急に血が通いはじめますね。
これからの知性は、答える力より「場面を設計する力」に寄っていく気がします。