「後回し」はダメと言う人は、読まないほうがいい記事
~後回しだって楽しい人生だ、問題は後回し過ぎてやらないことだ~
「宿題、あとでやろう」「部屋の片付け、明日でいいや」……。 ついつい物事を後回しにしてしまって、なんかやるのが面倒くさいと思ったことあるよな。俺はあるよ。そして無駄に自分をちょっと責めるのな。
でも、安心してくれ。「後回しにする」のは、人間の脳として「ものすごく正常な反応」だ。このレポートでは、脳の仕組みをわかりやすい例えで解説していくぜ。ついでにどうすれば「後回しグセ」と上手にお付き合いできるか話しちゃおうかな。
1. なぜ後回しにしてしまうの? 脳内に2人いる
俺たちの脳の中では、常に2人のキャラが戦っている。これが後回しが生まれる原因だ。
【脳の中の戦い】
[本能のウサギ(扁桃体)] =「めんどくさい!今すぐ楽したい!」
VS
[理性のカメ(前頭葉)] =「将来のために、今やっておこう!」
① 本能のウサギ(扁桃体)
脳の奥にある「扁桃体」は、「感情的でせっかちなウサギ」だ。 このウサギは「危険から身を守ること」と「今すぐ楽をすること」が大好きなんだ。エネルギーを使う面倒なこと(勉強や片付け)を「敵だと勘違いして、「あとにしよう!逃げよう!」と大騒ぎするんだ。
② 理性のカメ(前頭葉)
おでこのあたりにある「前頭葉」は、人間らしく考える「頭の良いカメ」だ。 「今がんばれば、あとでテストが楽になるぞ」と、未来の計画を立てるのが得意なキャラだ。そしてウサギをなだめる役割があるんだ。
なぜウサギ(後回し)が勝つのか?
脳の仕組みとして「本能のウサギ」のほうが、ピンチの時の行動スピードが圧倒的に速い。そのため、何も意識していないと、カメが考える前にウサギがあっと言う間に追い越して「後回しスイッチ」を押してしまうんだ。 結果、後回しは脳がエネルギーを節約して楽な選択、それは「正常な防衛反応」なんだ。
2. 「後回しにしすぎる」とどうなる?
「正常な反応なら、ずっと後回しでもいいじゃん!」と思うよな。ここが小さな落とし穴がある。 後回しにしすぎると、結果的にウサギもカメも大ダメージを受けることが研究でわかっている。
① ストレス2倍
海外の研究(※1)では、後回しにする癖がある人は、そうでない人に比べて「メンタルのストレスを抱えやすい。そして体調を崩しやすい」という結果が出ている。 「やらなきゃ…」と思っている間、脳はずっとバックグラウンドでプレッシャーをかけ続け、起きている間も寝ている間も疲れ果ててしまうんだ。
② 後回し過ぎるほどクオリティは上がらない
「締め切り直前のほうが集中できる!」という統計(※2)もある。いやこれは実感あるだろ! 脳が恐怖(怒られる、間に合わない)でパニックになり、無理やり動いているだけだ。焦ってやるため、ミスが増えたり、本当の実力が出せなかったりした経験あるよな。
3. 「後回しにしすぎない」ための攻略法 3選
ウサギの足が速いなら、最初からカメが勝てるような「仕組み」を作ってしまえばいい。簡単だ! 今日からできるぞ。
作戦①:ハードルを「アリの段差」くらい下げる(行動閾値のコントロール)
「数学のワークを10ページやる」と考えると、ウサギが「無理!」と暴れるよな。 これを「ワークを開いて、名前を書くだけ」「1問だけ解く」に変えるんだ。「そんなんわかるよ!?」 だよな。みんな分かっているんだ。
人間には、「やり始めると、やる気が出てくる(作業興奮)」という脳の仕組みがある。そいつを活用するんだ。最初はめんどくさくても、5分だけやると脳から「ドーパミン」が出て、ウサギもおとなしく一緒に走り始めるぞ。
作戦②:スケジュールを「細かくちぎる」
大きな塊のタスクは後回しにするよな。
×「今週中に部屋の片付けをする」
○「今日は机の上のペン立てだけ整理する」
このように、ウサギがびっくりしないくらい小さくちぎって、1つずつクリアしていこうぜ。
作戦③:「もし~なら、こうする」と決めておく
これ効くぜ! 心理学で効果が証明されている「イフゼン・プランニング」という方法だ。
「もし、学校から帰ってきたら(If)、すぐカバンから宿題を机に出す(Then)」
「もし、夜8時になったら(If)、すぐスマホをリビングの充電器に置く(Then)」
あらかじめ行動をセットにしておくと、脳が迷う時間を減らせる。ウサギが「めんどくさい」と言う隙を与えずに動くんだ。隙を与えるからうさぎは猛ダッシュで追い越すんだ。
まとめ
後回しにしてしまうのは、脳が正常に働いている証拠だ。 根性でなんとかしなくていい。自分を責める? なぜそんなことするんだ? エネルギーの無駄だぞ。
大切なのは、「あ、今自分の中のウサギはどうしようとしている?」と気づくこと。 気づいたら、ウサギをなだめるように「まずは1分だけ、やってみるんだ」と、小さな一歩を踏み出してみてくれ。これで「後回しスギで結局やらない」から脱出だ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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今回活用した記事・研究結果・統計の情報
(※1)後回しと健康に関する研究(ショーン・ピアース教授らの研究など)
概要: カナダのトンプソン・リバーズ大学などの研究により、慢性的に物事を先延ばしにする人は、そうでない人に比べてストレスホルモン(コルチゾール)が高く、頭痛や不眠、風邪などの体調不良を訴える割合が有意に高いことが証明されています。
(※2)先延ばし(Procrastination)に関する心理学統計
概要: 大学生を対象にした統計調査では、約80%〜95%の学生が「課題を先延ばしにする」と回答しており、誰にでも起こる普遍的な現象であることが示されています。また、ピアーズ・スティール博士の「動機付けの決定方程式」などでも、締め切りが遠いほど行動の価値が低く見積もられ、後回しが起きやすくなることが数理的に説明されています。
(※3)作業興奮(エミール・クレペリン)と脳科学
概要: ドイツの精神医学者クレペリンが発見した現象。行動を起こすことで脳の「側坐核(そくざかく)」が刺激され、快楽ややる気を促す神経伝達物質「ドーパミン」が分泌される仕組みに基づいています。
(※4)イフゼン・プランニング(ピーター・ゴルヴィツァー教授)
概要: ニューヨーク大学の心理学者による研究。「If-Then Planning(もし〜ならば〜する)」の形で行動を自動化することで、目標達成率が約2倍〜3倍に跳ね上がることが様々な実験で確認されています。





