二十歳の娘が毎日俺にくれるもの
「ゲーム機のない」我が家の俺流子育てが上手くいった理由
我が家は異常なのか?
父と娘は正直言って仲が良い。
毎日ハグする、毎日娘が頭をなでてくれる。会話をしない日はない。
なぜそうなったのか?
俺流回顧録
我が家にはゲーム機はなかった。俺が買い与えなかったのだ。
その分、小さいころから土日は、朝から晩まで外で遊んだ。
勉強なんかそっちのけで、遊びまくった。
夏なら、近所の区民プールに入り浸った。
はじめは、泳げないからということで、水に顔をつけるところから始まった。
秋には逆上がりが出来ないということで、学校の鉄棒でこれまた朝から夕方までつき合った。
これだけ、遊んでいたから、当然学校の成績は振るわなかった。
でも、俺はそれでいいと思った。
好きなことを思いっきりやれるのは子供の特権だ。
そして、いつしか同じ趣味を共有するようになる。
なぜ、父と娘は、それほどまでに仲がいいのか?
それは遊び方だ。
とにかく真面目に真剣に遊んだのだ。
だから、めちゃくちゃぶつかる時もある。
めちゃくちゃ笑う時もある。
そう、
感情の共有だ。
魂の共鳴と言ってもいい。
そして、行きに目標を決め、帰りに二人で反省会をした。
すると娘の方から、明日は○○に行きたいとか、来週は○○を目標にしたいと
本気の言葉が出てくる。
俺はそれをすべて拾った。
そして中学3年生になって、いきなり勉強もがんばりはじめる。
そこは静かに見守った。
勉強の合間に、会話は絶えない。
ここの高校に行きたい、ここの大学にいきたい。
希望は否定しなかった。行きたいなら挑戦したらいいとも言わなかった。
ただただ、静かに見守った。
そして二十歳を過ぎて立派な大人になった。
今もとても仲がいい。
二十歳の娘が平気な顔して、父親の外出につき合ってくれる。
いつか彼氏の話をしてくれるのを心待ちにしている。



